対象 a

anNina 対象 a歌詞
1.対象a

作詞:interface
作曲:inazawa

あなたの亡骸に土をかける
それが禁じられていたとしても
純粋な まなざしの快楽には
隠しきれない誘惑があった

どうして罪があるのだろう
どうして罰があるのだろう

骨の尖は あまりにも白く
無限につづく闇をさそった
何もかもが あざやかにみえて
すぐに消えてしまう

あなたの思い出に鍵をかける
それが損なわれて いたとしても
狂おしい愛情の奥底には
抑えきれない衝動があった
かけらをひろい集めながら
夢の終わりを待っていた

罪があるのは諦めているから
罰があるのは求めすぎるから
何もかもが置き去りにされて
まわる まわりつづける

朝がくれば笑えるだろうか
あの日のように 笑えるだろうか
失くしたものは 何ひとつないと
願う 願いつづける


2.ロートシルトRh-

作詞:interface
作曲:inazawa

ここには何もない どこまでも暗く
退屈な偽り 意味のない苛立ち

そう こんなにもひろく つめたい時間のなかで
いつかきっと こころは朽ちて 圧しつぶされてしまうだろう

ここには何もない 残酷な距離と
不確かなつながり いくつかの過ち

まだ こんなにも強く 自由な牢のなかで
とめどなく流れて落ちる そのキレイなものに気づかない

ほら こんなにもひろく つめたい時間のなかで
ひとつだけ残されたものは イマという一瞬だったのに
いつもそれに気づかない いつも少しだけ届かない
だからきっと必要なものは 生きているという感覚だった